人生の大先輩をロールモデルにする

 旅行先でふとつけたテレビに見入った。
日本の井戸掘り職人がアフリカの村で井戸を掘るという内容。
 現地の道具、現地の人達と課題にぶつかりながらも、職人の経験と工夫、現地の人達のチームワークで井戸が掘られる。
初老の日本人職人とアフリカの若者の間に師弟関係が生まれる。
技術を提供するだけでなく、技術の伝播や心の交流もあってモノが作られていく姿に感動した。

 
 今日のガイアの夜明けのテーマは「逆襲者たち~小さな企業のおおきな挑戦~」栃木で風車の開発をする会社の社長を取りあげていた。
http://www.globalenergy.jp/
車の部品の下請をしていたが、自社製品を作りたいと10年かけて自家発電用の風車の研究を開始、いくつもの試作品と実験を繰り返し、製品を開発したという内容。社長さんの顔はとても誇らしげであった。

 これらの番組を見ていて「私もこの人達のようになりたい」と思った。
歳をとっても、経験を重ね挑戦を続けて、新しい価値を作り、次の世代へとつなげていける人。私が彼らの歳になるのは40年後、途方もなく先のことのように思える。何かを「したい」「やりたい」という短期の目標ではなく。この人達みたいに「なりたい」という思いをとても強く持った。

 自分の目標にする人-ロールモデル-というと、身近で自分より少し年上の人を思い浮かべることが多いと思う。
でも、職業も生きた時代も違う人人生の大先輩方の「あり方」をロールモデルにするのもいいかなと思う。
今の自分と比べるととても大きなギャップがある。だけど、とても惹かれるものがある。そのギャップを人生をかけて埋めて理想の自分に近づけたらとても良い人生だと思う。
 そして、その「あり方」に近づくために、今の自分があるのではないか。