26歳が『20代で大切にしておきたいこと』を読んだ感想(その1)

こんばんは。
今日から5日間かけて、最近私が一番面白いと思った本
川上真史著『20代で大切にしておきたいこと』の感想を章に分けて書こうと思います。
私は普段、20代向けのビジネス本や日本社会の将来について予測した本を読んでいます。
それらの本の中でこの本がテーマの範囲が広く、新書の文章量なので
非常にいいと思い、読み込みたいと思いました。

■この本の構成
「急激な世の中の変化にともない、働き方も大きな変化していく。
過去の固定観念に囚われず、自分で新たな働き方を見つけるために、
20代でどのような力を身につければよいか」
この本のテーマを、私なりにまとめました。
筆者は具体的に10のポイントを提示して、1つを1章ごとに解説していきます。

■第1章 20代で活躍するために大切にしておきたいこと
-知識ではなく知恵が大切-
【要約】
・IT化とグローバル化で知識を蓄えること、学歴が高いことは意味がなくなってきた。
・若いうちに必要なのは、知識を組み合わせて成果を出す方法を身につけること。
・自分の「役割」を全うするのではなく、自分の役割で高い「成果」を出す方法を考えよう。
・仕事のやり方が変わり、マネジメントにおいて経験年数が関係なくなってきた。

【感想】
「良い大学、良い会社につくことが幸せ」という時代はとっくの昔に終わってます。
でも、まじめな人ほど「役割」志向になっていて、与えられた「役割」を全しようと
してしまいます。(私自身にこの傾向があります)。
役割を果たして一生安泰な会社はどこにもありません。
でも、成果(実績)を出す人は仮に役割を失っても、次に仕事がやってくる。
だから「成果」にフォーカスをして考え続けたい。

■第2章まだ若いからこそ、大切にしておきたいこと
 - 責任が軽いうちにやりたいことをやってしまう-
【要約】
・20代が30代〜と大きく異なるのは「周囲からの期待値」が低いこと。
・30代ができて当たり前の成果を上げる、50代が知ってて当たり前の
 ことを質問するそれだけで20代は評価の対象になる。
・若いうちに「より高い成果を発揮したい」と思う気持ち(達成動機)を開発する。
・そのためには、20代のうちに、いっぱい失敗して、できるだけ多くの経験を積むべし。
・ただし、不条理なことには従わず、正当な方向を貫く。

【感想】
20代で転職活動した経験から、この章の内容に非常に納得した。面接を受けた複数の方から
「まだ若いから」という言葉を何度も聞いたからだ。20代は「やる気」しかもレベルの高い
ことをしたいというやる気を開発する時期だ。そのためには、できるだけ多くの失敗と経験が
必要となる。歳を取ると挑戦することが難しくなるらしい。今のうちに色々なことに挑戦したい。

20代で大切にしておきたいこと

20代で大切にしておきたいこと