本の紹介

荒俣宏著 『0点主義 新しい知的生産の技術57』

荒俣さんの「幸福感のある勉強」には説得力がある テレビや書籍で何度も見かけたことある荒俣宏の勉強術と聞いて手に取った。 あの、幅広い教養をどのように身につけているのか知りたくなった。 「0点主義」の勉強法とは、マイナーな分野、テストには出てこ…

『多摩ごはん』

今日はは本のご紹介です。 けやき出版さんから出ている『多摩ごはん』です。 けやき出版さんは、立川にありこれまでも多摩地域を取りあげたグルメ本や雑誌を 何冊もだしています。私も「多摩らぴ」という雑誌は本屋で何度ま見かけたことがあります。http://w…

26歳が『20代で大切にしておきたいこと』を読んだ感想(その2)

■第3章 いわゆる「常識」にとらわれないために大切にしておきたいこと -「常識」にとらわれてはいけない- 【要約】 ・「常識だけ」にとらわれた社会人は、悲しい。なぜなら、常識が時と場合によって変化すること知らない。 自分と違う「常識」を持った異質な…

26歳が『20代で大切にしておきたいこと』を読んだ感想(その1)

こんばんは。 今日から5日間かけて、最近私が一番面白いと思った本 川上真史著『20代で大切にしておきたいこと』の感想を章に分けて書こうと思います。 私は普段、20代向けのビジネス本や日本社会の将来について予測した本を読んでいます。 それらの本の中で…

私たちは「逢魔が時」を生きている。

こんにちは。 今日は夜から夜勤にいきます。 十分睡眠をとったはずなのに眠い。というかだるい。 自分の調子を整えるため軽く運動をして、自習室に行きます。 - 今日も五木寛之著『新・幸福論』を読んだ感想を書きます。彼は、私たちは「逢魔が時」を生きて…

作家、五木寛之が「幸せとは何か」を語ったエッセーを読んだ。

ブータン王国での体験談、詩人、金子みすゞの自殺、「幸せの青い鳥」の原作のエンディング 昨年にかけて話題になったモノや文学作品を通じて現代の幸福について語っていく。論理的に説得されるわけではない。ネガティブなことも書いてある。ところが、彼の語…

『さんてつ』

岩手県の海岸沿いを走るローカル線、三陸鉄道。 東日本大震災で被災し、津波で駅や線路が流され、大きな被害を受けた。この三陸鉄道(さんてつ)の被災、5日後の運転再開、そして現在を取材してマンガにしている。 被災した時の体験談は恐ろしいと思った。早期…

-繰り返す歴史をもとに想像された10年後の日本-

10年後の世界はどうなっている?この本では歴史サイクルを基に10年後の世界を予測する。 歴史サイクルとは、歴史の出来事の中に共通点をみつけて、サイクルの同じ部分で同じような出来事が起こるとする説のことです。景気の「◯◯循環」とか高校生の時にやりま…

『20代で大切にしておきたいこと』

悩める20代(私のことです)を対象にした-『20代で◯◯』というタイトルの本、 ただ説教臭いものから、励ますものまで色々読んできました。 その中でもこの本は一番良かったです。理由が2つあります。1つは、目指す姿を大きく変化するであろう社会を前提としてて…

 高校生の男の子を主人公に、暴力を振るう父と自分とのつながりに苦悩する姿を書いた『共喰い』

寝たきりの曾祖父と介護をする祖母、母親との交流を釣りを通じて描かれる『第三紀層の魚』 どちらもテーマは「つながり」具体的に言えば「親子のつながり」「血のつながり」である。『共食い』の主人公は悩む、父の持つ暴力性が自分にもあるのじゃないか。欲…

ニッポン異国紀行 -在日外国人のカネ・性愛・死-

ニッポン異国紀行 -在日外国人のカネ・性愛・死- 石井光太著 NHK出版新書/2012現在ニッポン暮らす外国人は210万人以上が暮らしているという。 朝鮮や中国だけではない。インド、タイ、イスラエル多くの国からやってきた人 彼・彼女らが、どのようにカネを稼…

『ねじ式』

府中市美術館で2/26まで「石子順造的世界」という展覧会が開かれている。 その展覧会で取りあげられている、マンガの1つだということで予習がてら読んでみた。 http://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/kikakuten/kikakuitiran/ishiko/index.html内容の紹介はwik…

『小さなチーム、大きな仕事 完全版』

著者が働く企業でのルールは、これまでの企業、特に大企業と異なる働き方を提示している。自分の欲しいモノを売れ。価値観に反する要求に断れ。他人へノウハウ積極的に教えろ。 長期の計画は立てるな。組織のルールも個人のルールもこれまでの企業と異なる価…

『生き残るSE』

意志の強さと問題意識には共感したが、根拠には共感できず- インドや東南アジアにおいてSEはエリートが、高度な教育を受けてなる職業である。 それに対して、日本のSEはコスト面でもスピードでも追いつけない。生き残れない。 日本人の技術者は「技術バカ」…

『あんぽん 孫正義伝』

休日に一気読みした。 孫正義の生い立ちを追ったノンフィクション。「孫さんすごい」と絶賛する本ではなく。 母方、父方の兄弟や親戚、韓国の遠縁の親戚まで取材して浮かび上がるのは 一言で片付けられない複雑な環境が孫正義を作り出している。 「在日」「…